J-TEC倫理委員会の取り組み

倫理基本方針

ヒト細胞・組織を用いた再生医療等製品の研究開発・製造は、十分な倫理的配慮の下に行われなければなりません。この考えに基づき、J-TECでは設立当初より倫理に関する基本方針を定め、ヒト細胞・組織の取扱いに関してこの方針を遵守しています。その一環として、自社の倫理委員会を1999年に業界で初めて設置しました。このJ-TEC倫理委員会は、自社の委員だけでなく社外の専門家によって事業全般の倫理的妥当性、細胞・組織の収集・提供の実施状況および安全性について客観的に評価・助言します。

倫理委員会 議事録

社内倫理委員会

J-TECは、ヒト組織等を利用した研究開発及び受託事業の個別事案について、その倫理的妥当性を審査することを目的として社内倫理委員会を設置しています。この社内倫理委員会は、J-TEC倫理委員会の企業委員に加え、代表取締役が任命した客観的で公正な判断が得られる専門性を有する者で構成しています。社内倫理委員会の審査結果は、J-TEC倫理委員会に報告され、その倫理的妥当性及び安全性に関して評価・助言を受けます。

【当社へ再生医療等製品の研究・開発・製造等の委託をご検討中のお客様へのお願い】
社内倫理委員会は、ヒト組織等を利用した受託研究・受託事業等の事業の倫理的妥当性を審査するにあたり、委託元研究機関に対し、以下の項目を確認するための資料のご提供をお願いしております。

  • ヒト組織の採取機関における倫理委員会の審査状況
  • ヒト組織の当社への提供に関する研究計画書・同意説明文書の記載
  • 当社における使用目的に関する研究計画書・同意説明文書の記載
  • 使用後のヒト組織の保管・廃棄についての研究計画書・同意説明文書の記載
  • 同意撤回に関する同意説明文書の記載
  • ヒト組織に付随する個人情報の取扱い など

これらの情報を元に当該事業の内容を総合的に勘案し、当社が引き受けるにあたっての倫理的妥当性を審査します。