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2015年6月25日 投資家の皆さまへ

株主総会に出席いただいた株主の皆さま、活発な意見交換をありがとうございました。末永いご縁をいただきたくお願い申し上げます。以下、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(略称J-TEC)の近況を報告します。

学会のオープニング・トピックス

当社事業にとり、とても関連が深い二つの学会が6月に開催されました。一つは、第41回日本熱傷学会総会で、名古屋で開催されました。学会初日のメイン会場で組まれたオープニング・シンポジウムのテーマでは、自家培養表皮ジェイスに係る9つの演題がずらりと並びました。熱傷治療に携わる医師の先生方が、我が国における初の再生医療等製品であるジェイスを使用した数々の実例を紹介しながら、重症熱傷患者の救命率向上や、術後の機能改善について発表されました。製品であり技術であるジェイスの最適な利用法を、医療現場が試行錯誤しながら追究していました。メーカーである当社は、これら医療現場の期待に応える必要があります。

二つ目の学会は、第7回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(略称JOSKAS)で、札幌で開催されました。驚いたことに、JOSKAS初日、メイン会場のオープニング・シンポジウムのテーマは、「最先端の関節軟骨再生」でした。自家培養軟骨ジャックのみならず、ジャックの競合技術を含む最先端の軟骨再生に係る取り組み7演題が、熱く議論されました。当社がジャックを上市して2年が経過しました。その後我が国の再生医療に関連する法規制が大きく変化したことにより、参入者(アカデミアと企業の双方)が増加しました。多くの参入者が、ジャックをベンチマークとして位置付けていました。競争も激化するでしょう。整形外科分野においても、再生医療の産業化が始まりました。

日本の学会は、再生医療の議論から始まる。この傾向は暫く続くことが予想されます。そして、その先頭を常にJ-TECが走ることができるよう、私は経営にあたります。

角膜上皮の開発進捗

EYE-01M と 小澤社長

株主総会でも一部言及しましたが、当社の3つ目のパイプラインである自家培養角膜上皮(開発コードEYE-01M)の治験が順調に進展しています。本製品は株式会社ニデックから開発委託を受け、今年度は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)から治験を委託されています。治験は4つの医療機関において進行中で、治験の取り纏めは大阪大学眼科・西田幸二教授にお願いしています。患者さまの治験エントリーは、順調に進んでいます。角膜の再生医療は世界中で様々な研究が行われていますが、治験となると当社のEYE-01Mは世界で3番目にあたるようです。

実は、2014年12月にHoloclarという自家培養角膜製品が、欧州医薬品庁(European Medicines Agency、略称EMA)から承認を取得しました。当該製品の中心的な開発者は、当社の技術顧問であるイタリアのMichele De Luca教授とGraziella Pellegrini教授です。HoloclarとEYE-01Mは製品仕様が異なりますが、基本技術は共通です。さあ、当社も負けてはいられません。

EYE-01Mの治験をとおして有効性と安全性を証明し、角膜上皮幹細胞疲弊症で悩む患者さまが光を取り戻すことができるよう、開発を丁寧にかつスピード感をもって進めます。

2015年 6月25日
株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
代表取締役 社長執行役員
小澤洋介

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