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投資家の皆さまへ

2012年が明けました。今年もよろしくお願いいたします。当社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(略称J-TEC)の近況報告と併せまして、今年の展望をお伝えします。

ジェイスさん

代表取締役社長 小澤洋介

自家培養表皮ジェイスは、保険適用のもとで2009年1月から販売を開始した、日本で唯一の再生医療製品です。適応疾患は、重症熱傷です。上市後3年が経過し、今までに、約200名の患者さまの皮膚をお預かりし培養しました。患者死亡等の理由によりジェイス出荷前に製造を中止した症例を除き、実際にジェイスが移植された患者さまは0歳から80歳代までと広範に亘りました。

日本の熱傷治療の現場では、重症熱傷治療の選択肢の一つとしてジェイスが浸透し始めました。当社営業マンは、病院関係者の方から親しみを込めて「ジェイスさん」と呼ばれる時もあります。自分たちが産んで育てている製品の名前が、医療現場で広がっていくのは光栄なことです。そして何よりも、ジェイスが多くの熱傷患者さまの治療、延いては救命に貢献していることを嬉しく思います。

上場4周年

2007年12月に上場してから、4年が経過しました。多くの株主さまが、当社株式を長期に亘り保有していただいています。感謝申し上げます。直近の株主名簿によりますと、6,633名の株主さまに支えていただいています。私は、株主名と住所をお一人ずつ確認しながら、当社および再生医療に対する皆さまからの期待や想いを再認識しています。

今までの地道なIR活動が実を結び、2011年10月には、大阪証券取引所からJ-Stock銘柄に選定していただきました。J-Stock銘柄とは、時価総額、流動性等について一定の基準を満たした銘柄で、JASDAQ市場を構成する代表銘柄と位置付けられます。J-TECが所属するJASDAQグロース市場からは、唯一の仲間入りとなりました。引き続き、企業価値増大に向けて取り組みます。

2012年の展望

自家培養軟骨の承認を取得し、製品を上市することを、最重要経営課題として経営にあたります。もちろん、自家培養軟骨以外のパイプライン開発を予定どおり進めること、シンガポール大作戦、富士フイルムとの協働も進めます。さらに、J-TECの強みを活用した新しい取り組みも始動させたく思います。

当社の自家培養軟骨は、膝関節軟骨の補綴(ほてつ)と修復を目的にしています。日本は着実に高齢化社会に向かっており、当社の自家培養軟骨は国民のQOL(Quality of Life, 生活の質)向上に貢献できると確信しています。一方で、日本の社会保障に占める医療財源は、とても逼迫しています。比較的多くの潜在患者が存在する自家培養軟骨の保険協議では、多様な議論が展開されることが想定されます。過去に自家培養表皮ジェイスの保険協議で学んだことを教訓とし、慎重かつ論理的に保険収載の交渉に臨みます。

2012年 1月 5日
株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
代表取締役社長 小澤洋介

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