ニュースリリース

2004年02月06日ニュースリリース

自家培養軟骨、確認申請の適合を取得

2月6日に開催された薬事・食品衛生審議会生物由来技術部会(旧:薬事バイオテクノロジー部会)において、弊社ACC-01(自家培養軟骨)の確認申請適合をうけました。それを受け、今後、広島大学病院整形外科をはじめとする5施設において臨床試験(治験)を開始致します。 培養軟骨による関節軟骨損傷の治療は、国内では今までに島根医科大学医学部附属病院整形外科で50例を超す臨床実績がある他は他大学で数例行われている程度であり、企業が臨床試験を実施するのは、日本初となります。
このACC-01は、平成14年度、島根医科大学医学部整形外科から広島大学医学部整形外科に移られた越智光夫教授が開発されたもので、株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(略称 J-TEC、愛知県蒲郡市、代表取締役小澤秀雄)に技術移転して、共同研究開発を進めているものです。 ACC-01はコラーゲンに患者自身の軟骨細胞を包埋して、培養したもので、このタイプの培養軟骨は世界的に見ても現在一番進んだタイプでのものです。事故やスポーツ、変形性関節症などで損傷した関節軟骨の再生治療を行います。
臨床試験の実施機関は、広島大学病院整形外科、北海道大学病院スポーツ診療科および整形外科、島根大学医学部附属病院整形外科、東京医科歯科大学医学部附属病院整形外科、三菱名古屋病院整形外科の5施設で、4月以降にも開始したいと思います。