Crosstalkクロストーク Vol.3
「キャリア採用編」

高度な専門性と経験をフルに発揮し、
再生医療の産業化を加速させる。

J-TECでは、多様なバックグラウンドを持つ中途入社社員が多数在籍し、それぞれの個性や強みを発揮しながら活躍しています。ここでは中途入社した3人の社員が、転職先にJ-TECを選んだ理由、日々の仕事の中でのやりがいや難しさ、今後実現したい目標などを本音で語り合います。

Talk Member

経理部
T·A

2013年3月入社

Profile

生産技術部
O·A

2020年11月入社

Profile

総務人事部
S·K

2020年6月入社

Profile

Talk 01

転職を考えたきっかけ、
そしてJ-TECを選んだ理由は。

S·K

1998年に新卒でITベンダに入社。以来、一貫してIT関連の業務に携わってきました。転職を考えたのは、前職のグループ会社の事業再編に伴ってIT部門の統合が始まり、今後のキャリアに不安を感じたことがきっかけです。転職先にJ-TECを選んだのは、再生医療というビジネスに新しさを感じたから。現在は、主に社内のITインフラ(PC、ネットワーク、サーバ等)の運用・保守を行う他、社員からのITに関する困りごとの解決を支援しています。

O·A

前職では医療機器の製造販売業の生産技術・製造技術に従事していましたが、経営環境の急激な変化に戸惑う事態となってしまい、どうしようか悩んでいました。そんな折、エージェント会社からJ-TECの紹介を受け、その事業内容に感銘し、すぐさま応募しました。J-TECでは現在、生産技術者として製造現場の機械化、自動化を進めています。生産技術は「よりよい生産プロセスを生み出すこと」が使命です。手段として製造作業の設備化・自動化がクローズアップされますが、それだけではなく、運用も含めて「QCD(Quality, Cost, Delivery)がバランスよく管理された製造プロセスの最適化」をめざして個々の開発課題に取り組んでいます。

T·A

僕は新しい場所で自分の力を試そうと思い転職を考えました。その際の条件は、上場企業で、モノを作る会社であること。J-TECはその条件に合致していたので入社を決めました。再生医療についてはほとんど知りませんでしたが、現金引出やシステムへのデータ入力、請求書や納品書の整理処理などの仕事は、どの会社でも基本的なルールは同じなので、苦労することなく対応ができています。

O·A

私も再生医療分野についてはごく浅い知識しかなく、自分が携わることになるとは夢にも思っていませんでした。でも、いろいろ勉強するうちに、再生医療の事業価値の高さを改めて認識しました。組織再生によってこれまで治らなかった傷病が根治するという質的変化は私にとってドラスティックでした。また、その事業を加速成長させて行く中で私にできることがありそうだという思いに駆られました。

S·K

私もJ-TECが一般的な製造業の会社だったら転職していませんでした。再生医療の将来に可能性を感じたから、チャレンジしたいと思ったんです。

Talk 02

J-TECには培った知識と経験を
十二分に活かすフィールドがある。

S·K

業務の効率化や生産性のさらなる向上をめざすためには、どの企業もITの活用は避けて通れません。J-TECも同様です。システムの設計から開発、運用、保守、トラブル時の対応まで、私が22年にわたって培ってきた知識と経験のすべてを注いでIT化を促進し、J-TECの新たな可能性を広げていきたいと思っています。

O·A

私は、25年以上の生産技術の経験から、設備・装置の勘所を迅速・確実に押さえていくことができると自負しています。また、法令・当局規制への対応経験もそのまま活かすことができており、日々いろんな引き出しを開けつつ、新たな技術・経験も積み上げています。技術や知識は遺憾なく発揮する一方で、まだまだ学ばなければならないことも多く、勉強と技術の向上はこの先も継続して取り組まなければならない、そんな思いで仕事に向き合っています。

T·A

僕はJ-TECに中途入社して10年目になります。前の会社でも5年間ずっと経理の仕事をしてきました。J-TECで経理の仕事に携わって思うのは、ずっと赤字経営が続いているので、なんとか黒字化しないといけないという使命感。いくら社会的に意義のある仕事でも、資金が尽きてしまっては何もできないし、社員に給料も払えません。J-TECの資産を管理する金庫番として、財布の紐が緩いところがあれば閉めるし、使うべきところは出す。全社的な収入支出のバランスをしっかりコントロールすることで、会社を支えたいと思っています。

O·A

一般的にどこの企業も研究開発は収益性が厳しいですよね。特にうちの会社はアカデミックな研究をやっているので、収益構造は厳しいものがあります。そこのところを経理の方に精査してもらって、使うところは使う、締めるところは締める。経理の方のご苦労を感じます。

T·A

J-TECの使命として、当然研究は推し進めなければいけません。とは言え、無駄使いはよろしくない。言ってみれば、僕らはブレーキ役。J-TECはあくまでも会社であり、上場企業なので、会社を未来永劫存続させていくことを考えると、譲れない闘いというのはあります(笑)。

Talk 03

他社を経験したからこそわかる、
J-TECらしさとは。

O·A

再生医療への思いを意気に感じ、自分も貢献したいという思いで入社しましたが、実際に働いてみると、業務は面白さと難しさが表裏一体となって出てきます。特に患者さんの細胞を取り扱うため、医療チームの一員であるという認識もあるし、だからこそ、製造過程での失敗は許されません。現場で製品を製造している人たちは、日々そういうプレッシャーと闘っています。そういう中で、私たち生産技術の使命は、現場のニーズをしっかり踏みながら、質の高い設備を提供すること。すでに世の中にある技術の組み合わせというよりも、新たな要素技術によって、新たなプロセスを作るという要素が大きいので、そこが一般企業の生産設備とは大きく違うところだと思います。

S·K

前の会社は自動車の部品メーカーでした。やはり部品の工程管理と再生医療の工程管理は全く異なります。患者さんから預かった細胞をクリーンに取り扱うために、虫一匹入っちゃダメだし、もちろん土足厳禁、清潔第一。働く環境がすごくクリーンなことにも驚きました。

O·A

J-TECの社風・文化ということで言えば、私はJ-TECの「人の良さ」に支えられ、瞬く間に溶け込むことができました。先輩社員の皆さんには心から感謝しています。患者さんの生命やQOLを預かる重責を受けながらも、常に前を見据え、チームワークで課題解決に勤しんでいる雰囲気は、忙しくも充実感をいただける、ありがたい職場環境だと思っています。

S·K

上下関係がフラットで、現場の担当者が経営陣に気軽に声をかけられる雰囲気がありますよね。前職では役員と話す機会は特別に設けられた場でのみでしたから。

T·A

僕は、今の上司が自分の性格をよく理解してくれるので、比較的自由に仕事をさせてもらっています。その根底には、僕の仕事への熱を理解し、受け止めてくれているということがあります。個人の挑戦を認め、伸ばしてくれる上司に恵まれたと思っています。

Talk 04

今後の目標、実現したいこと。

O·A

今後の目標は、製造プロセスに革新的技術を導入できる人財をめざすとともに、次世代の方々への技術伝承にも精力的に取り組んでいくこと。そのためにも、自らの専門性(生産技術、機械要素技術)を発揮しつつ、生産技術部の組織力も高めていきたいと考えています。また、今後製造の設備化・自動化が進むにつれ維持管理も必要になってくるので、設備のLCCM (Life Cycle Cost Minimum)を念頭に、計画保全にも力を入れていきたいと思っています。

S·K

再生医療製品を作っていく工程は手作業の部分が多く、IT化による業務合理化の余地が多く残されています。今後増加する生産量に対応するためにも自分の持っている知識と経験を総動員し、生産技術とも協力しながら、効率的に作業を行えるIT基盤の企画・開発を推進していきたいと思っています。

O·A

手作業でモノを作っているので工場ではあるのですが、私は農業の工業化をやっているような捉え方をしています。例えばジェイスであれば、患者さんの細胞をお預かりして、栄養を与え、大事に育てて増やして、最後は50枚ぐらいの表皮シートに仕上げていく。機械屋としてもそういう工程を見るのは初めてだったし、純粋に面白いなと思いました。

S·K

本当にそうですね。作り直しのできない細胞をいかに安定しながら育て、量産につなげていくか。治療を待つ患者さんのためにも、一工程、一工程を理解し、勉強しながらIT化を進めなければいけません。

T·A

経理の最終ゴールの仕事は、株主総会をしっかり切り抜け、ステークホルダーへの責任を果たすこと。株主さんは、会社の業績をしっかり見ていますし、株価も見ています。あまりにも業績が悪ければ何をやっているんだ、ということにもなるので、会社としてのブランド力を整えることもすごく大事です。あれをしたい、これをしたいという夢や希望は研究職や営業職が語ってくれるので、僕らは縁の下でJ-TECの収益最大化を考え、経営を支えていきたいと考えています。

O·A

再生医療はまだ夜明け前。恒常的に再生医療を運営できるような企業になって、良い日の出を迎えたいと思っています。世の中には不治の病で苦しむ患者さんはたくさんいらっしゃるので、再生医療によって治療の選択肢が増えることは、患者さんに対しての貢献につながります。名実ともに再生医療のトップランナーになるためにも、事業の幅を広げる必要があるし、会社のブランド力を高めていくことが求められています。

T·A

そのためにも、必要なところにはガツンと出すし、必要じゃないところはギュッと絞る(笑)。経営の羅針盤として、そこはきっちり舵取りをしていきたいと思います。

Talk 05

転職を考えている方へのメッセージ。

S·K

再生医療という言葉はまだ一般的ではないかもしれませんが、今まさに新しい製品が次々とでてきている最先端の分野です。一緒に新しい医療のかたちを作っていきましょう。

T·A

経理は、資金を管理し、賢く使って業績をあげることで会社を支えていく仕事。会社のトップにも「No」と言えるポジションにあります。大変ですが、そこが逆に面白いところでもあり、やりがいにもつながります。

O·A

再生医療の魅力は、なんと言っても「社会貢献」だと思います。しかしながら、再生医療の製造プロセスはまだまだ解決しなければならない課題がたくさんあります。取り組むべきテーマは尽きることなく、関わる分だけ、社会貢献とともに自己成長にもつながります。共に取り組んでいただける方の応募に、熱い期待を寄せています。