
株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング
代表取締役 社長執行役員
私たちは、「再生医療をあたりまえの医療に」というビジョンのもと、再生医療を限られた特別な治療から、誰もが一般的に受けられる治療へと変革することに日々取り組んでおります。
患者さんご自身の細胞を用いた「自家」の製品による再生医療は、患者さん一人ひとりの命や健康と深く向き合う医療です。長寿社会を迎えた日本において、健康寿命の延伸に寄与する可能性が極めて高く、私たちの事業活動そのものがサステナビリティ(持続可能な社会)の実現に直結していると確信しております。
そのため、私たちのサステナビリティ活動における最大のミッションは、環境保全や一般的な社会貢献にとどまりません。何よりも重要なのは、高品質かつ安全性を確保した再生医療等製品を、患者さんのもとへ「安定的に提供し続けること」にあります。
その歩みの中で、大きな前進がありました。2025年5月、自家培養軟骨「ジャック®」が国民病とも言える変形性膝関節症(OA)へ適応拡大され、2026年1月に保険収載に至りました。これにより、これまで以上に多くの患者さんに私たちの再生医療をお届けすることが可能となりました。
現在、当社は事業の大きな変化と飛躍の只中にあります。自家培養軟骨「ジャック®」のOA適応拡大による大幅な需要増への確実な対応をはじめ、ラボサイト事業における海外子会社の設立(2026年度下期)、そして当社初となる同種製品「Allo-JaCE03」の将来の上市を見据えるなど、新たな事業展開に果敢に挑戦しております。
これらの挑戦を実現させるためには、社員一人ひとりの成長が欠かせません。そこでこの度、人的資本経営を一層推進すべく「J-TEC人材ビジョン2030」を策定いたしました。本ビジョンでは、再生医療のプロフェッショナルとしての「専門性」を基盤とし、「主体的な挑戦」「高い視座」「チーム協創」を掲げています。社員の自律的な成長を促し、一人ひとりが専門性や強みを活かして協創する組織を創ることで、社会への貢献と持続的な成長を両立し、再生医療の未来を自ら切り拓いてまいります。
私たちはこれからも、持続可能な再生医療の未来の実現に向けて、全社一丸となって取り組んでまいります。