コラム・トピックス

2025年01月30日【サステナビリティ】

再生医療市民講座『再生医療がもたらす新たな社会価値~蒲郡市でHAPPYに生きる~』を開催しました

市民講座の様子

1月25日(土)に、蒲郡市が主催する再生医療市民講座が開催され、『再生医療がもたらす新たな社会価値~蒲郡市でHAPPYに生きる~』というテーマで講演と対談、地元高校生による発表が行われました。当日、定員150名の会場は満席となり、当社社員と蒲郡市で協力して作成した、再生医療について分かりやすく説明したポスターや8月に開催した小学生向けの再生医療体験講座の感想などの展示に足を運ぶ方も多く見られました。

市民講座の様子

講演では、再生医療の最先端技術であるオルガノイド(臓器の構造や機能を模倣した3次元のミニ臓器)研究を行っている、東京科学大学 総合研究院 武部貴則(たけべ たかのり)教授から、「オルガノイドの可能性とウェルビーイング」について講演いただきました。
続いて学校法人海陽学園の生徒さんより「若者の考える再生医療による未来の医療について」の発表が行われ、発表後の武部教授との積極的な質疑応答が印象的でした。発表された生徒さん達は3月に横浜で開催される日本再生医療学会総会でも発表予定です。

市民講座の様子

「蒲郡市×再生医療について考える」というテーマで行われた対談では、武部教授と当社社長 畠が登壇しました。若くして教授になられた武部教授の人物像や、医療における地方の役割、蒲郡市の魅力についてなど、会場にお越しの方にも話題を振りながらの和やかな対談となりました。

今回の再生医療市民講座は、「再生医療」と「ウェルビーイング」という2つの視点から、健康やまちづくりを考える機会となりました。蒲郡市は、ウェルビーイングを実感するまち「イネーブリングシティ」を目指しています。再生医療も同じように人々の健康や幸せにつながると信じて、当社は今後も地域社会と連携しながら活動を続けてまいります。

当社は今後も、地域社会と連携しながら地域の皆様にとって「再生医療」を身近に感じていただけるよう活動を続けてまいります。

【再生医療のまち蒲郡とは】

本市は、平成25年度策定の「蒲郡市ヘルスケア計画」の基本方針として、再生医療等のヘルスケア産業の育成・集積を掲げております。それを受けて平成27年度から、再生医療のまちづくりを推進するため、市をあげてさまざまな事業を企画、運営していくことを目指し、「蒲郡再生医療産業化推進委員会」を立上げました。この度本事業の一環として、再生医療市民講座を実施しました。本講座の開催にあたっては、当社も協働しています。

【ウェルビーイング、イネーブリングシティとは】

ウェルビーイングとは
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態のことです。世界保健機構(WHO)憲章では”健康”とは、"病気ではないとか、弱っていないということではなく『ウェルビーイングな状態』にあること”と定義しております。

イネーブリングシティとは
”イネーブリングシティ”とは、市内にある様々な幸福や健康を高めるための要素(イネーブリングファクター)を、具現化・実装したまちで、暮らすだけで自ずとウェルビーイングを実感するまちです。

蒲郡市におけるイネーブリングシティの形成について