患者さまの細胞「自家細胞」を使う再生医療と
患者さま以外の細胞「他家細胞」を使う再生医療
ここでは、再生医療による治療で「自家細胞」または「他家細胞」を使用する場合の特徴と、細胞をご用意するまでの流れについてご説明します。
患者さまご自身の細胞(自家細胞)を使う再生医療
患者さまご自身の細胞を使った医療。それは従来の医薬品や医療機器の製造業と根本的に異なります。
J-TECが開発、製造販売する自家培養表皮、自家培養軟骨、自家培養角膜上皮、自家CAR-T細胞治療は、患者さまご自身の細胞(自家細胞)を使う再生医療です。
特長
- 自分の細胞であるため、拒絶反応のリスクは極めて低く、安全性が高い。
- 患者さまが発生してから作りはじめるオーダーメイド製品であり、治療までに時間がかかる。
流れ
- 医師(医療機関)が患者さまご本人から非受傷部位の正常な組織を採取します。
- J-TECは組織処理した細胞を培養し、出荷検査・梱包を行って医療機関に輸送します。
- 医師(医療機関)が患者さまご本人への移植手術を行います。
他人の細胞(他家細胞)を使う再生医療
J-TECは、自家細胞を用いたビジネスモデルを構築するとともに、他家細胞を用いた製品開発にも取り組んでいます。J-TECの同種培養表皮は、他人の細胞(他家細胞)を使う再生医療となります。
特長
- 他人の細胞を利用するために作り置きが可能で、必要な時にすぐに使用できる。
- 自分の細胞ではないため、最終的には拒絶反応により生着しないが、自家細胞による治療までの応急処置としての利用が期待できる。
流れ
- 医師(医療機関)がドナーから非受傷部位の正常な組織を採取します。
- J-TECは組織処理した細胞からセルバンクを作製、培養し、保管、出荷検査・梱包を行って医療機関に輸送します。
- 医師(医療機関)が患者さまへの移植手術を行います。