J-TECの強みを支える3つの要素

再生医療のトップランナー

  • 2007年10月 わが国初の再生医療等製品である自家培養表皮の承認取得
  • これまで2500例を超える患者さまへ再生医療等製品をご提供

私たちは、1999年から再生医療の実現を目指して頑張ってきました。
J-TECは、2007年10月、患者さま自身の細胞を使った自家培養表皮の製造販売承認を取得。2009年1月に保険収載となりました。国内にはまだ医薬品と医療機器しかなかった時代に、前例のない患者さまの細胞を使った再生医療等製品を製品化しました。わが国初の再生医療等製品である自家培養表皮は、紛れもない私たちの汗と涙の結晶です。
私たちは、これまで2500例を超える患者さまへ再生医療等製品をご提供し、再生医療のトップランナーとして、開発力、生産能力、販売能力を高めてきました。その試行錯誤と経験を生かし、日々、様々な課題と向き合い、新しい医療の実現に向けた挑戦を続けています。

信頼

  • 高品質で安全な製品をお届けする 患者さまに対する信頼
  • 再生医療等製品を使ってくださる医療機関の先生方との信頼
  • 規制当局との信頼

患者さまの細胞を培養してつくる製品で一番大切なこと、それは、すぐれた品質を確保し、安全な製品を患者さまへお届けすることです。患者さまが安心してJ-TECの製品を使った治療を受けられるよう、生産現場はトレーニングを繰り返し、日々、製品の品質管理、安全管理の取り組みを行っています。再生医療等製品のメーカーとして、いつ患者さまが発生するかわからなくても、突然の注文にも対応できるよう体制を整えてきました。
また、私たちが提供する再生医療等製品を使ってくださる医療機関の先生方とも信頼をつくってきました。どのような患者さまに使用するのか。使用する前の処置はこれで大丈夫か、さらには使用後のケアはどのようにすすめるのか。製品を使っていただく先生方のご意見を丁寧に承り、さらに別の先生にもお伝えする。もちろん、治療を受けられた患者さまのご意見も先生方を通じてお伺いする。このような活動を通じて再生医療等製品は普及していくものと考えています。私たちが手がけたのは患者さまご自身の細胞を使った製品です。前例のなかった新しい領域の製品を世に出すための審査は容易ではなく、日本の規制当局の方々とも密接に連携し、たくさんの議論をさせていただきました。再生医療等製品の製造販売後調査といった活動にもしっかり取り組むことで、規制当局との信頼もつくってきました。
私たちは、多くの方々との信頼をつくりながら、再生医療が発展する礎となるしくみづくりに貢献し、日本の再生医療の発展に寄与する取り組みを行っています。

自家細胞のプラットフォーマー

  • 自家細胞製品を安定的にご提供するモデルの構築

J-TECは、現在では3つの再生医療等製品(自家培養表皮、自家培養軟骨、自家培養角膜上皮)の製造販売承認を取得し、保険適用のもと製造販売しています。表皮、軟骨、角膜といった異なる細胞、患者さまごとに増え方も違う(原材料が均一ではない)細胞を、一定の基準を満たす再生医療等製品につくりあげる培養技術を確立してきました。これまで私たちが経験してきた多くのことは、患者さまの細胞を使った高度なものづくりであり、自家細胞のプラットフォーマーとして、現在、私たちは患者さまご本人の細胞を使う再生医療等製品を安定的にご提供するモデルを構築しています。
私たちは、これまで培った知見とノウハウを生かし、今後は、白斑や変形性膝関節症など、多くの患者さまが悩まれている疾患を治療するための新製品の開発にも挑戦していきます。