2024年04月24日ニュースリリース
神戸大学・慶應義塾大学・成育医療研究センターからのプレス発表のお知らせ
皮膚病の要因となるエピゲノム異常を初めて発見 -汗孔角化症※の新しい発症メカニズムと原因遺伝子を解明-
国立大学法人神戸大学・慶應義塾大学医学部・国立成育医療研究センター及び当社の共同研究グループによる、エピゲノム異常という、遺伝子の働きのスイッチがオフになる変化が原因で起こる皮膚病(FDFT1 遺伝子のエピゲノム異常による汗孔角化症)を発見した研究成果が、米国人類遺伝学会の学術誌「The American Journal of Human Genetics」に掲載されました。神戸大学・慶應義塾大学・成育医療研究センターからプレス発表がありましたのでお知らせします。
当社は今後も、アカデミアや医療機関と連携し、患者さまの生活の質(QOL)向上に貢献できるよう取り組んでまいります。
詳細は、下記のお知らせをご覧ください。
→ 神戸大学のお知らせはこちら
→ 慶應義塾大学のお知らせはこちら
→ 成育医療研究センターのお知らせはこちら
※汗孔角化症とは:
円形や環状の形をした赤色〜褐色の皮疹が生じる皮膚病です。一度できた皮疹は治ることがなく、徐々に数が増え、ひとつひとつの皮疹が大きくなっていきます。特に皮疹ができた初期に強い痒みを伴います。中年以降に全身に多発するタイプ、子どもの時から身体の一部に線状に現れるタイプ、大きな皮疹が1つまたは数個現れるタイプ、などが知られています。(大学のプレスリリースより抜粋)
~当社のビジョン 「再生医療をあたりまえの医療に」
当社は、日本の再生医療のトップランナーとして、2007年に国内初の再生医療等製品となる自家培養表皮の製造販売承認を取得し、2009年より保険適用を受け 販売を開始しました。2013年に自家培養軟骨(整形外科領域)、2020年に自家培養角膜上皮(眼科領域)、2021年に自家培養口腔粘膜上皮(眼科領域)も製品化を実現し、 製造販売を行っています。2023年3月17日には、5つ目の製品となる、白斑治療を目的としたメラノサイト含有自家培養表皮の製造販売承認も取得しました。
当社は、国内のみならず海外の患者さんにとっても「再生医療をあたりまえの医療に」していくことを目指したいと考えています。今後も各医療機関と連携し、患者さんの生活の質(QOL)向上に貢献できるよう再生医療等製品の普及に取り組んでまいります。