コラム・トピックス

2022年06月01日【再生医療★インサイド】

社会と医療と再生医療と当社のサステナビリティ

畠社長

先日、当社のサステナビリティ方針をお示しいたしました。
持続可能な社会を目指して、しっかりとした経営をしていきたいと思っています。

SDGsの17個の目標の中に「3 すべての人に健康と福祉を」とあります。また「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」ともあります。「再生医療をあたりまえの医療にする」というビジョンのもとで、私たちは毎日頑張ってきました。自家培養表皮は、全身熱傷の患者様への新しい治療の選択肢として認めていただけています。自家培養軟骨は、従来では根本的な対応が難しかった膝軟骨欠損という領域に挑戦してきました。さらには角膜を対象にした新しい再生医療の実現を目指しています。新しい医療をご提供し普及していくことと、これを持続できるように取り組むこと。まさにバランスが重要であると思っています。

私たちがめざす持続可能な○○とは何か。もちろん究極的なSDGsの目的である持続可能な社会が最重要です。さらに、持続可能な医療環境も必要です。国民皆保険を基盤とした現有の医療の提供環境はわが国の誇るべき姿です。くわえて、再生医療も持続可能な領域として発展しなくてはなりません。アカデミアの方々、医療機関の方々、行政の方々、さらにはともにこの領域の発展を目指してきた企業の方々にとっても、再生医療の発展はもとより、その持続可能な展開は不可欠であるとお考えでしょう。

とはいえ、持続可能性という観点ですと、そもそもこれを進める企業としての継続可能性は重要です。現在、当社はこうした医療、再生医療、そして当社の持続可能性をめざして努力しています。そもそも、「患者様ご自身の細胞を使った再生医療はビジネスにならない。」と言われていた時代から、立派に収益をあげることができるようなモデルができつつあります。 「偉そうなことを言う前に、お前の企業の持続可能性はどうなんだ!」とおっしゃる方もおられるかもしれません。あともう少し。SDGsの目指すところに、再生医療をエントリーできるようにひたすら努力したいと思っています。

2022年6月1日