自由診療の治療:白斑の治療

自家培養表皮による白斑の治療

メラノサイト含有培養表皮シート(開発名:ACE02)

メラノサイト含有培養表皮シート(開発名:ACE02)

白斑(はくはん)とは皮膚の基底膜に分布するメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失し、 その部分が白くなる病気です。
これにはいくつかの治療法がありますが、患者さまの皮膚を培養しメラノサイトを豊富に含んだ「自家培養表皮」を移植することで、正常皮膚に近い色にすることが目指せます。
この手術は、患部皮膚を薄く削り整え、「自家培養表皮」を貼っていく外科手術になります。

Q&A よくある質問

自家培養表皮による白斑の治療に保険はききますか?
自家培養表皮は、白斑治療に対しては、保険適用されておりません。費用は全額自己負担となります。
自家培養表皮による白斑の治療はどこで受けられますか?また、治療費用はどの程度かかるのでしょうか?

表皮細胞シートによる白斑の治療を提供している医療機関をご紹介しています。詳しくは、白斑の治療を提供している医療機関へお問い合わせください。

培養表皮を用いた治療等を提供する医療機関

更新:2020年12月

当社は、再生医療等安全性確保法の下、 医療機関より「特定細胞加工物」 として培養表皮の製造を受託しています。 以下の医療機関では、治療・臨床研究を目的とし、当社が受託製造を行う培養表皮を使用した治療等が提供されています。

  • 「特定細胞加工物」とは、再生医療等に用いられる細胞加工物(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)のうち再生医療等製品であるもの以外のもの。
  • すべての事例を掲載しているわけではありませんので、予めご了承ください。

矢永クリニック(福岡県)

「メラノサイト(色素細胞)を含んだ培養表皮を用いた白斑の新しい治療」

これまで白斑(しろなまず)の治療は光線療法やステロイド軟膏外用療法などの保存的な治療が主体でした。外科的治療としては体の他の部位の皮膚を吸引して水疱(みずぶくれ)を作製して、できた水泡化した表皮を患部へ移植したり、他の部位から皮膚を採取して細かく細片にして患部へ移植する方法が行われてきましたが、なかなか整容的に良い結果が得られませんでした。
私は30年以上培養表皮の研究と移植を行って来ました。そして培養表皮には本来、色を作る細胞(メラノサイト)が含まれていることがわかりました。そこで白斑の皮膚をアブレージョンして薄く削り、その上にメラノサイトを含んだ培養表皮を移植すると整容的にたいへんきれいな結果が得られました。また、この治療は再生医療新法の申請を行っています。
(出典)矢永クリニックのホームページより抜粋

名古屋市立大学病院(愛知県)

(出典) 「名古屋市立大学病院さくらほっとNEWS vol.41 平成29年秋号」より抜粋

蒲郡市民病院(愛知県)

蒲郡市民病院の再生医療への取り組み(白斑に対する自家培養表皮移植)は以下をご覧ください。

白斑に対する再生医療とは?
自家培養表皮による白斑の治療の結果を教えてください。
本治療は、各医療機関の責任のもと提供されております。当社からの治療結果に関するお問合せには対応することができません。詳しくは、白斑の治療を提供している医療機関へお問い合わせください。

皮膚の再生医療については、「再生医療ナビ」もご覧ください。