コラム・トピックス

2023年01月04日【再生医療★インサイド】

新年のご挨拶

畠社長
畠社長

あけましておめでとうございます。
本年も、株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングをどうぞよろしくお願いいたします。

2022年を振り返って

2022年は、新型コロナウイルスによる医療ひっ迫が続くなか、不安定な世界情勢による製造原料の入手困難や各種物価高騰など、さまざまな難しさに直面する年でもありました。その一方で、岸田内閣の提唱する『新しい資本主義』の重点領域として再生・細胞治療・遺伝子治療等があげられ、この領域におけるイノベーションへの期待が高まっています。 そのような状況下、当社は再生医療の普及に向けた開発業務を計画通りに進め、4月は皮膚関連の新規製品(開発名:ACE02)の製造販売承認申請、7月には自家培養軟骨の再審査を完了しました。

私たちは、4つの製造販売承認をいただいた製品を持ってはいるものの、それらはすべて限られた方々に向けた製品です。もっと多くの患者さんに使っていただける製品を提供したい。これが私たちの願いです。自家培養軟骨の変形性膝関節症への適応拡大や他家(同種)培養表皮など、それぞれの製品の臨床試験が順調に進んでいます。これまで培った経験をもとに、提供準備も着実に進めてきました。 まさに再生医療の力を示すステージが始まりを迎えた一年でもありました。

2023年の展望

2023年、当社は、バイオテクノロジーによる新たな医療イノベーションを実現する企業であるとともに、安定感のある製造業としての存在になるべく努力してまいります。
真の黒字化に向けた開発への投資は、ヤマ場を越えました。これまで私たちが切り開いてきた「患者さんの細胞を使った医療」をさらに強固なものにしたいと思います。より魅力的な業界を創るべく収益性にこだわってまいります。加えて、海外と伍して戦えるモノづくり企業として進めていこうと思います。

2023年度(2024年3月期)は、当社中期経営計画で真の「黒字化」を目指す年です。 当社は「再生医療をあたりまえの医療に」というビジョンの下、より多くの患者さんへ再生医療をお届けできるよう全社一丸となって取り組んでまいります。

当社に関わるすべての方々に満足いただける1年になりますよう、私自身の想いを込めまして年頭のご挨拶とさせていただきます。 引き続きのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年1月4日