社員インタビュー

INTERVIEW

研究開発部×生産技術部

研究開発部×生産技術部

担当業務の内容

S.Yさん

研究開発部に所属し、同種培養表皮の開発リーダーを担当しています。主な仕事は、製品の特性や安全性を評価し、最適な仕様を決定することです。その他にも製品化に至るまでの開発課題は多岐にわたります。社内他部署のみならず、関連会社(富士フイルム等)の開発部門や大学病院と連携しながら、プロジェクトを前に進めています。

T.Yさん

再生医療の製造現場は手作業の工程が多く、作業者への負荷が高くなっています。
そこで、大きく3つの視点で改善検討を行っています。
①治具(※)を用いた作業の簡易化、安定化
②人の作業が不必要な機械化
③人の作業及び判断が不必要な自動化
最新の技術を取り入れ、製造と協働して動線を最適化しながら、現場導入可能な安全・安心の工程設計を行っています。
(※)治具…培養容器及び周辺機器などの位置を定め、固定した状態で作業を行うための補助工具

一日のスケジュール

S.Yさん
8:40 出社、メールチェック
9:00 開発リーダー会議
10:00 製品の特性解析試験(培養表皮の作製)
12:30 昼休憩
13:30 製品の特性解析試験(細胞数計測)
15:00 新たな評価系導入に関する他部署との打ち合わせ
16:00 データ整理
16:30 製造方法の最適化検討試験の実験計画打ち合わせ
17:30 報告資料作成
19:00 メールチェック
19:30 退社
T.Yさん
8:45 出社
9:00 メール確認
9:30 会議資料準備
10:00 新規工程設計に関する会議
(富士フイルムグループ関連部門とのWeb会議)
12:00 休憩
13:00 培養方法検討に関する実験
16:00 実験データ整理
17:00 社内関連部門との培養方法検討に関するディスカッション
17:40 退社

研究開発部×生産技術部 対談

Q.J-TECへの入社の決め手を教えてください。

S.Yさん

大学時代に、「夢の医療」として注目されていた再生医療に興味を持ち、J-TECを知りました。 当時は、国内の再生医療等製品はJ-TECの自家培養表皮ジェイス®のみで、小規模ながら大きな挑戦をしている会社という印象を持ち、魅力を感じました。
ヒトの細胞を使った製品で患者さんを助けたいという思いから、J-TECへの入社を決めました。

T.Yさん

iPS細胞の登場で再生医療業界が盛り上がっていた時、私は高校生でした。そこから再生医療に興味を持ち、大学は工学部に進学しました。その後、運命に導かれるままに再生医療に関する研究室に入り、就職後も再生医療に携わりたいという気持ちが大きかったので、J-TECに入社を決めました。
入社後は、社員が再生医療を普及させたいという同じ目標を目指しているので、一体感があると感じます。

S.Yさん

学生時代、就職活動では規模が大きい企業も視野に入れていましたが、一人ひとり仕事の幅が広く、活躍できそうだと感じたのはJ-TECでした。 実は、大学院生時代のT.Yさんとお会いしてお話ししたことがあるんですよね。私は当時すでにJ-TECに入社していて、出身大学が同じでJ-TECに興味がある学生さんがいると聞いて、説明に行ったんですよ。

T.Yさん

その節はありがとうございました。J-TEC社員として、生き生きと再生医療について語るS.Yさんが印象的だったのをよく覚えています。

Q.研究開発部と生産技術部の部門間の関わりを教えてください。

T.Yさん

生産技術部は、組織の輸送、製造、品質管理、出荷までの製造販売に必要な流れ全体の最適化を目指しています。社内の各部門との連携はもちろん、社外の容器メーカーなどとやりとりしながら情報収集も行います。

S.Yさん

研究開発部では主に製品の品質や安全性の評価を行っています。一方で、製品化に向けて、生産部門に近い生産技術部の視点が必要です。私は大量生産が期待される同種培養表皮の開発を担当しているので、特にそう感じますね。再生医療業界では、製造工程の機械化は、まだ実用化がほとんどされていません。だからこそ、生産技術部と協力して製造方法の検討を行うことが必須になります。

T.Yさん

機械化については、予想される製品の出荷数を考慮したうえで技術開発していかなければなりません。そのため、生産技術部は開発の初期段階から関わる必要があります。原材料である細胞は不均質であり、さらに培養中の環境に影響されやすいため、制御工学の観点も必要になってきます。S.Yさんや私は工学部出身なので、その点については強みがあると思います。

S.Yさん

たしかに、細胞を使った製品は思い通りの結果が得られないことは多いですね。そこが逆に面白さでもあります。

Q.仕事をする中でのターニングポイントと今後の目標をお聞かせください。

T.Yさん

私は、入社当初は研究開発部に所属していたのですが、生産技術部に異動してからは、生産現場との距離が近くなったこともあり、より「製造作業者のために一生懸命頑張りたい」という思いで仕事に取り組むようになりました。
中でも、製造工程の一部変更承認申請に関わったことが印象に残っています。製造工程は、製造販売承認書の中で厳格に定められているので、重要性が認められない限りあまり変更しません。今回は、製品の受注数増加が予想されたため先行して検討を開始しました。メーカー選定、培養方法やプロトコル等の基礎検討を、実務者としてはほぼ1人で担当しました。結果、私が考えた方法が現場導入されることになったのは嬉しかったですね。

S.Yさん

私は入社以来、製品開発の部署に所属しています。ターニングポイントは、2017年に同種培養表皮の開発リーダーに任命されたことです。自分が仕事を怠ると製品化が遅くなるわけですから、自分の仕事が製品開発に直結すると感じます。大変なこともありますが、フォローしてくれている周りの人にはいつも感謝しています。
今後の目標は、今の担当製品をいち早く患者さんの手に届けること。そして、今後も製品開発の部門でキャリアを積んで、画期的な治療の選択肢をお届けしていきたいと思います。

T.Yさん

私の目標は、世界の誰よりも早く新規の技術を開発し、J-TECの手法を世界のスタンダードにすることです。再生医療業界で、生産技術に着目している企業はまだまだ少ないです。だからこそ、いまがチャンスです。新しいものを創りださなければならない、そのためには、これまでの方法を振り返り、勇気をもって変えていくことも必要です。

S.Yさん

そうですね、J-TECだからこそ培ってきた経験を生かしていくことが重要ですね。

Q.最後に、どのような人と一緒に働きたいですか。

T.Yさん

一番は何にでも興味を持ち、「医療を変えたい」と思っている人。J-TECは、医療機関ではないので、患者さんとは距離があります。しかし、当社は製品として再生医療をお届けしています。それを認識して、仕事のモチベーションに変えて意識していける人。また、それに共感してくれる人と働きたいです。

S.Yさん

やっぱり細胞や生物が大好きな人、そして細胞の力を信じている人と働きたいですね。好きな気持ちがあれば、困難も乗り越えることができると思います。特に細胞培養の経験は問いません。私もT.Yさんも、学生時代は細胞培養をしていませんでした。 研究開発部では、地道な作業の繰り返しや、予期せぬ実験結果が出ることも多いので、粘り強く物事に取り組める人が合っているかもしれません。