コラム・トピックス

2022年06月06日【市民公開講座】

J-TEC市民公開講座 第7回「変形性ひざ関節症にならないために 変性半月の治療」

広島市立広島市民病院 整形外科 出家 正隆 先生

本講座は一般の方々に「整形外科」の最新情報を定期的にお届けすることを目的としています。毎回、自家培養軟骨移植術を多数ご経験されている整形外科の先生を講師にお招きします。今回の講師は、広島市立広島市民病院 整形外科部長の出家正隆先生です。

広島市立広島市民病院 整形外科は、脊椎、四肢、関節と広範な体の各パーツに対する治療を行っています。病院の性質上、手術治療が主になりますが、周辺の病院、医院、クリニックと密に連携を取りながら、地域の中核病院として、安全かつ高度な医療を提供することを心がけています。膝関節疾患については、小児から高齢者と幅広い年齢層の膝関節疾患の治療を行っており、スポーツ傷害による膝関節疾患では、半月板損傷や前十字靱帯損傷が多くを占めており、必要に応じて関節鏡を用いた治療を行っております。また円板状メニスクス(半月板)症例や膝蓋骨脱臼症例を多く扱っています。

出家先生には「変形性ひざ関節症にならないために 変性半月の治療」と題して、半月板の構造と変性がおきる要因、そして治療方法について詳しくお話しいただきました。是非、ご視聴ください。
(撮影日:2022/04/19)

参考リンク:

広島市立広島市民病院 整形外科:https://www.city-hosp.naka.hiroshima.jp/search/department_dtl.php?a=9&m=2&#tab2

動画の内容:

膝関節の構造(1:15)
半月板の機能(2:26)
変性半月とは(4:55)
変性半月の治療(13:40)

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用語解説 ◆これであなたもひざ博士!◆

半月板縫合と血餅移植
半月板は従来は切除されることが多かったのですが、近年はその重要性が再認識され、極力温存されるようになってきました。温存手術の場合、傷を縫合する際にフィブリンクロットという血の塊(血餅)を移植することで半月板の治癒を高めるという術式が用いられるようになってきました。